【必見】シャワーチェアの選定方法

福祉用具

低めの風呂椅子に座れなくなった方
・足腰が弱くなった
・膝や股関節の手術をした
このような方は、シャワーチェアを使う必要性が出てきます。

今回は、そのシャワーチェアの選び方について解説きていきます。

シャワーチェアの種類

肘置き、背もたれ付のシャワーチェア

【メリット】

・肘置きを支えに立ち上がれる

・座面が広いタイプが多く、安定している

【デメリット】

・重い

・肘置きが邪魔

・場所をとる

【こんな方におすすめ】

・座るのが不安定

・基本的に介護が必要

・立ち上がりに肘置きが必要

肘置き無、背もたれ付シャワーチェア

【メリット】

・背もたれがあり安定している

・座面の広さは、広いものから狭いものまで種類が豊富

・ふらつきが少なければ、椅子を支えにすることも可能

【デメリット】

・場所をとる

・背もたれが必要ない方には邪魔

【こんな方におすすめ】

・座るのが不安定

・見守り(軽介助)~自立

・股関節、腰が悪い方

肘置き、背もたれ無シャワーチェア

【メリット】

・座面が柔らかいので、長時間座っている際にお尻が痛くならない

・通常の風呂椅子より座位が広い

【デメリット】

・この椅子を使うなら普通の風呂椅子でも大丈夫

【こんな方におすすめ】

・長時間座る方、お尻が痛くなる方

・自立

・股関節、腰が悪い方

介護度別:シャワーチェアの選び方

自立:お一人で入浴できる方

【使うべきシャワーチェア】
肘置き無し(背もたれの有無関係なし)

理由としては、
・場所を取らない事
・取り回しがしやすい

家族がいる場合は、シャワーチェアが大きすぎると邪魔になることがあります。その為、省スペースで軽量な物を選ぶ必要があります。
どうしても、肘置き付のものを選ぶとサイズが大きくなりがちになります。


見守り:準備が必要な方、少しふらつく方、伝って歩ける方

使うべきシャワーチェア
肘置き無し背もたれ有り

理由として、
・ふらつきが少しある為、背もたれがあった方が安心
・のぼせや、疲れから背もたれにもたれて休める
・座っていてもふらつかない為、肘置きは必要なく、むしろ邪魔になる
・移動が楽

見守りが必要になる方は、少なからずふらつきがあったり体力が落ちている方が多いです。
なので、安全のために背もたれがあった方が安心です。
一方で、肘置きは邪魔になることが多いので必要ありません。


要介護:移動や洗体に介助が必要な方

使うべきシャワーチェア
・肘置き背もたれ有り

・肘置き無背もたれ有

理由として、
・肘置きがあるので転倒予防が出来る

・介助を前提としている為、肘置きはあまり邪魔にならない

→洗体が出来る場合は、肘置き無も選択肢となる

・座面が広めに設定されている為、座面が安定している

介助量にもよりますが、基本的にはシャワーチェアの準備を前提としています。

あくまでも転倒しないことを前提として考えると肘置き付

介助の楽さを考えると肘置き無となります。


まとめ

・介護度によって、シャワーチェアは選定する必要があります。

・主な使用者だけでなく、その家族の状況によっても大きさやタイプは検討が必要となります。

・自立:背もたれ無or背もたれ付

 見守り~軽介助:背もたれ付肘置き無

 要介助:背もたれ付  肘置き有りor無し

以上、参考になればと思います。

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